Summary
理事の総括

戦い終えて日が暮れて
~2023年度の入試を振り返って

ジャック幼児教育研究所 理事 大岡史直

01.今年の受験者数

全体的な受験者数は、おおむね一割の幅なかでの増減でした。また女子校だけを見ても、大きな変化は認められませんでした。

●主な女子校の出願倍率【出願者数/募集人数】 *ジャック調べ/()は昨年度
白百合学園小学校 6.5(6.0)
聖心女子学院初等科 4.8(4.7)
田園調布雙葉小学校 5.0(4.3)
東京女学館小学校/一般 10.9(11.0)
東洋英和女学院小学部 11.6(11.9)
日本女子大学附属豊明小学校 6.7(5.9)
雙葉小学校 10.8 (11.9)
横浜雙葉小学校 5.1(5.4)

このように、受験者数は、少子化の流れのなかで高止まりの感があります。

近年高倍率になった洗足学園小学校(今年度の出願倍率 男子12.8倍 女子12.2倍)では、今年度から、一次テストでペーパー・製作・体操・行動観察を実施し、通過者にのみ二次テストとして親子面接を実施するようになりました。早稲田実業学校初等部や暁星小学校でも、同様の方式が取られています。この背景には、合格する可能性のある家庭を面接でしっかりと見たいという、合理的な考えが垣間見えます。家庭の方針と学校の理念が一致しているか、また、入学後にいわゆるモンスターペアレントになる可能性がないかなどを見極めるために、対象者を絞り込んでから丁寧に面接をする学校が波及していくかもしれません。

続きを見る

02.願書を出していれば受験できた?

例年、神奈川県の小学校入試は10月第3週目の火曜日から始まります。今年、横浜雙葉小学校では、①集合8:00~8:30 解散11:00、②集合10:30~11:00解散 13:30の2つのグループに分けて考査が行われました。これにより、願書を早く出して①グループに入ることができた方には、午後から精華小学校や青山学院横浜英和小学校など他の小学校を受験するチャンスが生まれました。

また都内でも、青山学院初等部では、例年、女子は全員、11月1日に考査が実施されていましたが、今年は11月2日に変更になりました。これにより、11月1日に予定がなくなり、他の1日校にも出願しておけばよかったと後悔した方がいたり、2日に入試のある東洋英和女学院小学部などの受験を諦めざるを得なくなった方がいたりと、少なからず影響が出ました。

受験を検討している学校の説明会に出席すること、入試関連の書類をしっかりと読み込むことはもちろん、いろいろな可能性を考えて出願の準備をしておくことの重要さを改めて感じました。

続きを見る

03.女子校向け行動観察テスト

今年度、当研究所では女子校合格者が微増しました。※12/8現在/()カッコは昨年度

白百合学園小学校45 (36)
聖心女子学院初等科78(76)
田園調布雙葉小学校45 (36)
東京女学館小学校50(51)
東洋英和女学院小学部38(35)
日本女子大学附属豊明小学校34(37)
雙葉小学校31(18)
横浜雙葉小学校67(39)

受験者数は例年通りなので、単純に合格率が上がったことになります。コロナ禍以前は首都圏の全ての私立小学校で実施されていた行動観察ですが、現在はまだ控えている学校も若干あります。しかしながら受験科目にはなくても「きちんと待つ」「静かに廊下を移動する」「トイレなどで順番を待つ」「マスクをきちんと鼻までしている」「マスクを舐めたり噛んだりしない」など、子ども達の態度や行動を学校側はしっかりと見ています。些細なことのように思われるかもしれませんが、これからの学校生活を考えるとどれも大事なことだからです。

入試では、共学校であっても青山学院初等部、学習院初等科、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部をはじめとして多くの共学校で、行動観察テストを男女別に行っています。評価基準が同じとまでは言いませんが、姿勢・協調性など私立小学校が見たいことに大きな違いはありません。それを裏付ける結果として当研究所から慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部を合格した女子の合計73名のうち都内近郊の難関女子校を受験したほとんどのお子さんが合格しています。

3月からジャックで行われる「進学模擬テスト」でも行動観察がありますが、こちらは共学校、男子校、女子校を問わずどこの学校にも共通する観点で評価されます。一方、「女子校向け行動観察テスト」では、女子校に特化した内容と評価基準で見ているため、普段のテストでは×がつかなくても、相対評価でチェックされてしまう可能性もあります。

学校別対策が中心となる後半戦に備え、4月に実施する「女子校向け行動観察テスト」で、どこの女子校にも共通する観点で協調性、発言力、厳しい基準の中でも行動に問題がないかなどを確認しておくことが重要です。

続きを見る

04.教育には必ず目的がある

横浜にある精華小学校(男子56名、女子24名)は、中学受験の実績をホームページなどで累計では公開していますが毎年の合格者としては出していません。しかしながら実は例年高い実績を上げています。昨年度も、筑波⼤学附属駒場(2)、麻布(2)、開成(6)、浅野(16)、栄光学園(1)、聖光学院(13)、桜陰(3)、女子学院(1)、豊島岡女子学園(5)、広尾学園(6)、フェリス女学院(3)の合格者を出すなど神奈川屈指の受験校で多くの卒業生を首都圏の難関校に輩出しています。入試では、体支持やアザラシ歩き、腕立て伏せで時計の針のように回るなど、毎年、腕の力をみる内容が出題されており、今年は肘を曲げての逆手ぶら下がりが課されました。足の力は、毎日歩いたり走ったりしているので、体の大きさに比例して自然に養われていきますが、腕の力はそうはいきません。体格が良く、腕力をつけてこなかった子は苦戦したことでしょう。

ジャックの年長受験体操では、鉄棒の逆上がりに取り組みます。しかし、実際の入試で出題されるかと言えば、私の記憶では35年前に女子校で出題されたくらいです。では、なぜ受験体操のカリキュラムに入れているのでしょうか。

理由は2つあります。1つは、練習してできるようになったという成功体験から生まれる自信をつけさせたいということ。そしてもう一つが、腕の力を養うこと。腕の力をつけるだけなら腕立て伏せでも良いのですが、楽しくないので幼児が努力を続けるのは難しくなります。その点、逆上がりならば、目標の対象になるため、幼児も練習を続けることができるのです。

つまり、逆上がりに取り組む本当の目的は、できることではなく、できるようになるために諦めずに練習し、成功体験と腕の力を手に入れることにあります。「入試で出題されないのだから、できなくても関係ない」などと言って練習を辞めてしまうことの無いように、この機会に、保護者の方々にはぜひカリキュラムの意図を知っておいて欲しいと思います。

続きを見る

05.どちらも0点・・・その時保護者は

多くの保護者は、発問の意味が理解できずに答えを書かない子には、「話をよく聞きなさい。聞けば必ずわかるから」と言ったり、問題の意味を間違って解釈している子には、「自分で問題を作ってはだめよ。話をよく聞いて」と、言葉を掛けます。それはそれで正しい言葉掛けだと思いますが、これだけでは、少し足りないようにも思います。

ある小学校の入試が終わった後に教室に立ち寄った数人の生徒が、揃って「わからなかった」と言ったペーパーが1枚あり、「わからなかったから、やらなかった(やれなかった)よ」と言う子がいる一方で、「わからなかったけど、こんな問題かなぁと思ってやったよ」と言う子もいました。

小学校入試のペーパーは選択式(4~5択)がほとんどです。大人は、例えわからなくてもどれかに印をつけておけば当たる可能性があると知っていますが、確率を知らない幼児は、わからないときは印をつけません。特に、日々の家庭学習や模擬試験などでの保護者の対応から「間違えると叱られる」と学習している子は、その傾向が強くなります。

しかし、入試は、たった一問の差が合否を分けることもある厳しい試験です。当たる確率が少しでもあるのであれば、印をつけておいた方が良いに決まっています。さらに言えば、出題の意味がわからないときは、選択肢を見ながら勘を働かせ、きっとこんな問題だろうと推察して答えを見つけるという練習をして、その能力を磨いておけば、いざというとき正答できる可能性も高くなります。

白紙のプリントと、すべて間違っているプリント、どちらも同じ0点ですが、「ママは答えが書いてあるプリントの方が好き」と言える保護者の余裕が、合格を引き寄せることを改めて感じました。

続きを見る

06.推理思考のペーパーがじわり増加、テクニックから本質へ

  1. ①おでんの食材(ちくわ、こんにゃく、大根、こんぶ、玉子)があります。左の絵のように串で刺すと何本できますか(イメージ図1 慶應義塾横浜初等部)。
  2. ②紐の両端を引っ張った時に結び目ができるものはどれですか(図2 横浜雙葉小学校)。
  3. ③坂道に大きさの違う四つの穴があり、その穴にギリギリ通る四つの玉があります。上から転がした時に二つの玉が落ちるのはどこですか(図3 洗足学園小学校)。

①の慶應義塾横浜初等部の問題は、よくあるペーパーのように見えますが、枠の中に食材があることによって、串で刺すように線を引いて線の数だけできるという解くためのテクニックが通用しません。「数が一番少ない物を探してその数だけできる」という本質を理解していないと、制限時間内に解くことは難しかったでしょう。

②の横浜雙葉小学校、③の洗足学園小学校の問題は、どちらも頭の中で映像としてイメージをしながら解いていくことが求められます。このような問題がこれからも増えていくことは、想像に難くありません。当研究所で今年度、GW講習会で年長向けに開催予定の「なるほど!実験教室」は、近年出題された理科的な分野や生活に密着している科学的な分野の内容を踏まえ、子ども達に仮説を立て実験をする過程を実際に経験させると共に、実験した映像を繰り返し見せながら説明するという楽しい講習です。その上で、最終的にはペーパーで理解を確認し、確実に力にしていきます。ぜひご活用ください。

ねぇ何が見えるの全体

図1-1

ねぇ何が見えるのアップ

図1-2

ねぇ何が見えるのアップ

図2

ねぇ何が見えるのアップ

図3

続きを見る

07.慶應義塾横浜初等部ペーパー習熟度テストの役割

今年度の慶應義塾横浜初等部(定員108名 男子66名、女子42名)の受験者実数は、男子769人、女子628人。そのうち一次テスト通過者は、男子約272名、女子約176名だったと推定されます。当研究所からは、男女合わせて、4~6月生まれ43名、7~9月生まれ47名、10~12月生まれ26名、1~3月生まれ38名と、多少の誤差はあっても月齢考慮のためバランスよく合格しました。

月齢考慮のある慶應義塾横浜初等部では、高月齢のお子さんほど一次を通過するために高得点が必要です。ぺーパーは4種類と少なく、問題数も合わせて10問程度なので、1問間違えただけで合格が危ぶまれます。一方、低月齢のお子さんは、普段の模擬テストで全体の平均点が取れていれば、合格できる可能性があります。

当研究所では、昨年度から「慶應義塾横浜初等部ペーパー習熟度テスト」を実施(今年度は4月と7月)しています。これは、話の記憶を含む5枚のペーパーを1回分として、2回分のペーパーテストで習熟度をはかるテストです。慶應義塾横浜初等部を志望している方の中での月齢別の立ち位置を知り、お子様に合ったペーパー、絵画、体操の時間配分をして、家庭学習を効果的に行っていただくことを目的としています。

もちろん、一次を通過しても二次で不合格になれば結果は同じです。しかし、絵画力があったり、魅力的な会話ができたり、ずば抜けた運動能力を持っているにもかかわらず、一次テストを通過できず、それを発揮する機会さえないお子様が少なくないのも事実です。準会員、一般生の方も受講できるので、ぜひ活用して欲しいと思います。

参考までに、昨年の習熟度テストの全体の平均点は68.6点。当研究所の一次合格者の平均点は、4~6月生まれが73.8点、1~3月生まれは65.3点でした。

続きを見る

08.慶應義塾幼稚舎・慶應義塾横浜初等部・早稲田実業学校初等部が絵画を出題するわけ

今年度の慶應義塾幼稚舎では、「こんな公園があったらいいな」「見たこともない秘密基地を作ろう」「僕が考えた妖怪が役に立っているところ」「合体した生き物と一緒に何をする?」など、月齢によって異なるものの、豊かな想像力が求められる絵画製作の課題が出題されました。

慶應義塾横浜初等部の絵画は、子ども達にお題の絵を描かせ、それを一旦集めてシャッフルして子ども達に再配し、誰が描いたのかわからないその絵を見ながら2枚目の絵を描かせるという、ユニークな内容でした。具体的には、男子の高月齢では、1枚目は「ゴミ箱を開けたら不思議な機械が入っていました。その機械を描きましょう」。2枚目は「それを使っている絵を描きましょう」。女子の低月齢は、1枚目は「お店屋さんを開きます。そこで売りたい物を描きましょう。」2枚目は「自分がそれを買っている絵を描きましょう」というお題でした。また、「お友達の嫌いな食べ物を描きましょう」「あなたがそれを嫌いだったらどうやって食べますか。その絵を描きましょう」という組み合わせもありました。

早稲田実業学校初等部は昨年に引き続き今年度も「風鈴とほうき」「手袋と雲」「木と花火」「桜と蝶」「タイヤと雪」「月と栗」「虹とスイカ」(月齢よって異なる)と自分もその絵の中に描き、内容を説明するという考査でした。この「一見つながらないものを絵にする」課題には、画力に加え、想像力や何とか描こうとする強い気持ちが必要です。

さて、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部といった高倍率の学校は、学力だけで振るいに掛けようとすればペーパーの難易度は相当高くならざるを得ませんが、そのような考査は行っていません。なぜでしょう。それは、三校とも一定の学力は求めながらも、年長児の今しか経験できないことを充分に楽しんで欲しいと思っているからです。絵画を出題するのは、絵には、どのような経験をしながら日々を過ごしているかが如実に現れるからだと考えられます。

今年度、当研究所から慶應義塾幼稚舎に合格した8月生まれの男子は、妖怪が大好きで年長になっても「ゲゲゲの鬼太郎」に夢中でした。いつも妖怪の本を手にしていて暇さえあれば見ていましたが、保護者がそれを止めさせなかったことが、結果として合格につながりました。

早稲田実業学校初等部の合格者の中には、「手袋と雲」の課題にあたり、この夏、家族で富士登山をした際に、寒さ対策と転倒時の危険防止のために手袋をして登ったこと、六合目付近で自分より下にある雲をみて感動したことを思い出して描いたという子がいました。親子で楽しんだ経験が合格を手繰り寄せるのが、小学校受験の醍醐味でもあります。

続きを見る

09.学校別と絵画クラスの併用の必要性

学校別のクラスはほとんどの方が受講されますが、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部をはじめとする絵画製作(以下絵画)が必須な学校であっても、絵画のクラスを全員が受講されているわけではありません。保護者に聞くと、「学校別のクラスや年長総合(べんきょう・応用自在)、受験体操などの授業を優先すると、絵画クラスにまで時間がとれない」、あるいは、「絵画クラスが平日にしか組まれていない教室が多いため、取りたくても取れない」といった声が聞こえてきます。

もちろん絵画が必須な学校の学校別のクラスでも絵画の指導はしますが、時間が限られるため、得意な作品の引き出しを増やしたり、作品に対する表現力を磨いたりすることに重きを置くことになります。一方、一つひとつの絵を描けるまで指導するなどしてしっかりとした土台を作るのが絵画クラスであり、絵画が必須な学校を志望する方には、ぜひ受講して欲しいところです。

そこで、今年度から、受験絵画クラスを受講しやすくするために絵の描き方の基本から応用までを、1月~3月に全8回で学べる動画講習会(※正会員対象)を用意しました。何度も視聴できるので描けるようになるまで繰り返し視聴して、教科書が存在しない幼児のお絵描きをお子様と一緒に学んでいただけたらと思います。

続きを見る

10.学校の悩みは面接の質問に反映されている ?

今年度、暁星小学校の面接で、「本校には女性、男性、ベテラン、若い先生など様々な教師がいます。お子様をどのような先生にお願いしたいなどご希望はありますか?」という質問がありました。受験生の親が、在校生の親から「若手の先生だとクラスを上手に回せない場合がある」「男性教諭は厳しすぎる」「女性の先生は生徒になめられる」などと言われているのではないかと、学校が危惧していることがうかがわれます。

成城学園では、「電車のマナーについて学校に苦情が来た場合、その後お子様にどのように話しますか」という質問がありました。注意の仕方や叱り方は違っても、子どもをそのままにしておく保護者などいるわけがないと思うのですが、にもかかわらずこのような質問がなされるということは、きちんと叱らない保護者がいるのでしょう。あるいは、多くの保護者は普段厳しく叱ることが無いので、仮に「反省しないなら、明日から学校へは行かせません」などと言ったとしても、子どもは本気にしないのかもしれません。脅して従わせることは教育とは言えませんが、ときには腹をくくって厳しく叱ることも必要です。そして、学校側はそれができる親なのかを、見極めたいと考えているのだと思われます。

他にも、「お子様と学校の考え方や意見が異なるとき、親としてどう対応しますか」「学校でトラブルがあったらどのように対処しますか」といった踏み絵のような質問をされた学校が複数ありました。もしかしたら、入学させてしまったことを後悔している事例があるのかもしれません。

私が中学一年の時、部活で怠慢なプレーをしていて、激怒した部長先生から、「俺が良しと言うまでグラウンドを走っていろ」と言われたことがありました。2時間近く走っていると、段々と日が暮れて来てグラウンドの門も閉まりそうになったので、走るのを止めて職員室に行き、「〇〇先生いますか」と聞くと、「もう帰ったよ」とのこと。あろうことか、私を走らせていることを忘れて帰ってしまったのです。翌日、「忘れて帰るなんて酷い」と抗議すると、先生は謝るどころか、「夜になったら帰るに決まっているだろう。わざわざ職員室までそんなことを言いに来たのか。器の小さなくだらない人間だな、大岡は」と、逆に叱責されました。

今なら問題になりそうですが、事の次第を聞いた私の父は、「そんなときは朝まで走っているんだよ」と愉快そうに笑いとばし、「そんなに悔しいなら、その先生を見返してみろ」と発破をかけられたことを覚えています。

ちょっとしたことで騒ぎ立てれば、学校側は、面倒だからと生徒ではなくお客様として無難に接するようになり、先生の個性も発揮されなくなってしまうでしょう。現代の日本は、口を開けば自分の権利ばかりを主張する個人主義がまかり通っていますが、多くの私立小学校では、幼少期に理不尽なことや我慢する経験を許容する家庭に、入学して欲しいと思っているのではないでしょうか。時代が違うと言えばそれまでですが、今の世界情勢を見ていると、温室で育てた子どもに幸せな未来が待っているとはどうしても思えないのは、私だけ・・・

続きを見る