2026.04.22 合格メソッド 学校選び

第一志望「慶應義塾幼稚舎」「早稲田実業学校初等部」の併願校とは?

小学校受験において、志望校の考え方と実際の受験校が一致しているかどうかは非常に重要です。第一志望校への熱意と実際の受験校選びが乖離していると、思わぬリスクを招くことすらあります。小学校受験を志した理由ごとの違いに触れながら、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部を目指す場合の考え方や併願校の選び方を具体的な合格実績データをもとに解説します。納得のいく結果を得るために、今一度志望校選びの根底を見つめ直してみましょう。

小学校受験における志望校の考え方と受験校の一致について

今回は「志望校の考え方と実際の受験校が一致しているかどうか」についてお話ししたいと思います。
小学校受験を志す理由は、人によってさまざまです。例えば、周りに受験するお友達がいて自分も受験してみようと考えた方、特定の私立小学校に通いたいという明確な目標がある方もいれば、一方で中学受験を回避したいという理由で受ける保護者の方もいらっしゃいます。

志望理由によって変わる小学校受験の戦略

このように志望理由はさまざまですが、その内容によって小学校受験の考え方も変わってきます。
例えば、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部など、通いたい学校が明確にありそこを目指していた場合、仮に結果が出なかったときに公立小学校へ進むという選択にも納得がいきます。
一方で、「中学受験を回避したい」という理由で小学校受験を選んだご家庭が、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部のみを受験するというのは、チャレンジが大きすぎると言えるでしょう。
これは、志望理由と受験校の選び方にズレが生じている可能性があるためです。
大事なことは、最初にお伝えした通り、「志望校の考え方と受験校の選び方が一致しているか」という点にあります。

受験合格後を見据えた中学受験に強い学校を併願する意義

志望校を決める上で「大学までの一貫校に通わせたい」と考え、その中でも慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部を第一志望とされる場合、併願校として他の大学附属の一貫校を受験するというのは、ごく自然な考え方です。
しかし、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部に「何が何でも入りたい」という場合は、少し視点を変えて、精華小学校や洗足学園小学校のような中学受験に強い学校を選択する方が自然な流れと言えます。
つまり「小学校で入れなければ中学から」という前提に立つのであれば、中学受験での再チャレンジを見据えた学校選びをするということです。中学からの進学を目指すのであれば、その準備がしやすい学校を併願校として選ぶのが一般的な考え方です。
一方で、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部に「何が何でも入りたい」と言いながら、精華小学校や洗足学園小学校を併願校に入れない場合、それは結果として「中学受験は避けたいけれど、慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部には入学したい」という、別の志向の当初の目的とは別の優先順位が生まれていることになります。

小学校受験における併願校検討不足のリスク

そのような学校に進学した場合でも中学受験をするのであれば、「わざわざ遠方の私立に通うよりも、近くの学校でよいのではないか」という考え方もあるかと思います。
ただ、その一方で、改めて併願校については丁寧に検討していただきたいと思います。来年の夏頃になってから「やはりこの学校も受けよう」と考えたとしても、準備不足は否めないからです。
ジャック幼児教育研究所ではそれぞれの学校を勉強していただく学校研究会があります。例えば、その学校研究会に参加していない、あるいは学校説明会や見学会にも一切足を運んでいない、という状況になりがちです。
そのような状態でも受験すること自体は可能ですが、最初から十分な準備ができていないまま臨むことになり、結果としてハンデを背負った小学校受験になってしまいます。

中学受験に強い学校の合格実績データ

先ほど挙げた中学受験に強い学校は他にもありますが、ここでは精華小学校と洗足学園小学校を例にご説明します。
まず、精華小学校では、昨年度の実績として男子49名のうち、慶應義塾普通部の偏差値を基準(※四谷大塚調べ)として、偏差値64以上の学校に合格した人数を合計すると36名となります。
洗足学園小学校でも、男子40名のうち24名が同様の難関校に合格しています。
一人のお子様が複数合格しているケースもあるため、実際の進学者は半分程度と推測されます。それでも、精華小学校であれば49名中18名、洗足学園小学校であれば40名中12名ほどが実際に難関校へ進学している計算になります。つまり、いずれの学校も上位約3割のお子様が、偏差値64以上の超難関校に進学しているということです。

一般的に偏差値64程度の学校に合格するためには、クラスで1番、あるいは学年でも上位に入っていなければ難しいと言われています。
しかし、これらの学校に身を置けば、「クラスの3割以内」に入っていれば数字的には進学できる可能性があるということです。
女子についても同様の傾向が見られます。精華小学校は31名中22名、洗足学園小学校は40名中23名のお子様が難関校へ進学しています。
男子と同様に考えると、やはり女子も上位3割が偏差値64以上の学校に進学していることになります。

小学校受験で後悔しないための志望理由の再確認と向き合い方

なぜこれだけの合格実績が出ているのかという点までは詳しく触れませんが、ジャック幼児教育研究所で行われている学校研究会では、単に試験内容の解説にとどまらず、なぜこれほどの実績が生まれるのかといった背景についてもお話ししています。だからこそ、これから1年、本格的に小学校受験に向けてスタートするこのタイミングで、あらためて志望校の考え方を整理して小学校受験に臨むことをおすすめします。
「あの話を聞いておけばよかった」「あの学校も志望校に加えておけばよかった」
そのような後悔をしないためにも、今一度、自分はなぜ小学校受験を志したのか、そしてどのような結果を求めているのかを見つめ直していただきたいと思います。また、仮に第一志望の学校にご縁がなかったとしても、結果として「この学校に進んでよかった」と、数年後に振り返って思えるような選択肢が他にないのかどうか、そうした視点で考えて小学校受験に臨むことが重要だと考えています。

注目のタグ

人気のある記事

もっと見る