2026.06.19 合格メソッド 学びの基礎 家庭学習

小学校受験で合格するためには授業の下地づくりが大切

小学校受験に向けた学習では「予習より復習」が基本。でも授業についていけない場合は、ただの先取りではなく“理解の下地”を整える予習が効果的です。シーソー遊びや食材の名前を知るといった体験が、授業の理解や自信につながります。

小学校受験で塾の授業についていけない原因とは

多くの先生が予習よりも復習が大事だということをよくお話されます。実際その通りで、復習をすることで授業で習ったことが定着していくので、小学校受験対策において復習は大切です。

ただ一方で、安易な予習は考えものです。問題を先取りしてしまい、教室の先生とは違う教え方をすると、お子様が混乱してしまうことがあります。家ではこう教わった、教室ではこう教わったとなれば、お子様はどちらを信じればよいのか分からなくなって混乱してしまいます。また、「やったことがある」「知っている」と思うことで、先生の話を聞かなくなってしまうこともあるかもしれません。

小学校受験は生活体験が学習理解につながる

授業についていけないということであれば、ある程度の予習は必要であるということをお話いたします。この場合の予習は、問題を先取りして解かせるような予習とは少し違います。

お子様が授業で、キュウリ、トマト、かぼちゃ、玉ねぎの絵があり、「仲間外れはどれですか」と聞かれたとします。ところが、その子がそれらを野菜だということも知らない、名称も分からない、さらに土の上で育つ野菜と土の下で育つ野菜があることも知らないとします。その状態で、お友達が「他のものは土の上で育つけれど、玉ねぎだけは土の下で育つから仲間外れです」と答えても、その子には何のことなのか分かりません。

また、推理の問題で物の浮き沈みを扱うことがあります。10円玉、鉛筆、じゃがいも、磁石などの絵を見て、「この中で水に浮くものはどれでしょう」と聞かれたとします。木は水に浮くということを知っていて初めて、「鉛筆は木でできているから浮くのだな」と考えることができます。しかし、その知識がなければ推理や思考の問題ではなく、ただ当てずっぽうで答える問題になってしまいます。
さらに、シーソーを使った重さ比べの問題もあります。シーソーに一度も乗ったことがなく、重い方が下がるという経験をしたことがないお子様と、何度もシーソーで遊んだり、天秤などを使った経験があって、「重い方が下がり一番重いものが絶対に軽くなることはない」と知っているお子様とが同じ授業を受けると、知らないお子様は自信を失ってしまうこともあります。

小学校受験合格につなげる授業の予習とは

小学校受験の準備で必要になる知識の多くは、遊びやお手伝いなど、普段の生活の中で自然と身につくものです。しかし、教室や家庭学習の様子を見ていて、「うちの子は授業の内容をほとんど理解できていないな」と感じることがあるのであれば、授業の前提となる知識が不足している可能性があります。
そのような場合には、何らかの手立てが必要です。
教室によっては、次回の授業内容が掲示されていることがあります。もし掲示されていなければ、先生に「来週はどのような内容を扱いますか」と聞いてみるのもよいでしょう。細かな内容まで確認する必要はありません。「来週は重さ比べをします」「来週は仲間外れの問題を扱います」といった大まかな内容が分かれば十分です。

次の授業内容が分かったら、その内容に関連する体験を日常生活の中で取り入れてみましょう。
例えば重さ比べであれば、公園へ行ってシーソーで遊んでみる。物の浮き沈みであれば、お風呂に一緒に入っていろいろなものを浮かべてみる。そして、「これは木でできているから浮くんだね」「これはプラスチックだから浮くね」「これは金属だから沈むね」といった会話をしながら経験を積んでいきます。
また、スーパーへ一緒に行っていろいろな食材を見ながら名称を覚えたり、それぞれがどの仲間に入るのかを話したりすることもよい準備になります。こうした経験を通して、授業で学ぶ内容の下地をつくっていくことが、小学校受験の合格に向けた幼児にとっての予習になります。

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