2025.03.13 家庭学習 心の育て方

運が良い子どもに育てる方法
ポジティブな言葉が小学校受験を成功に導く

子どもの「運勢」は育て方次第で変わる――そんな視点から、幼少期に親がかける言葉の大切さを考えます。日常の中で「運がいい」と実感できる経験をどう積み重ねるか、その鍵は周囲の環境や親の言葉にあります。この記事では、実際のエピソードを交えながら、運を「運勢」へと変える方法をお伝えします。受験や人生のチャンスに強い子どもを育てるヒントが詰まった内容です。ぜひご一読ください!

幼少期の出来事と母の言葉

「運勢が良くなる子どもの育て方」についてお話しします。
こういう話をする私自身について、まず少しだけお話させてください。

私が幼稚園の年少の頃、母が迎えに来たときのことです。私は母の手を振りほどいて走り出し、園を出たところで車にはねられてしまいました。その後、隣の病院に急いで運ばれ、幸いにも大けがは免れ、医師から「本当に不幸中の幸いですね」と言われたのです。

その際、母は私を叱ることなく、「本当に良かったわね。あなたは運がいいのよ。」と言ってくれました。その言葉が妙に嬉しく、事故の恐怖よりも「ついている」という気持ちが残ったのを今でも覚えています。

母から教えてもらった幸運の実感

年長の頃、クリスマスのビンゴパーティに参加した際のことです。ビンゴを一生懸命やっていると、隣に座っていた知らない男性が「ちゃんとやってる?」「もうビンゴになってるよ」と教えてくれました。結果として一等賞の冷蔵庫を獲得したのです。

母はこの時も「あなたはついてるわね。ビンゴになったことも素晴らしいけれど、教えてくれる人が隣にいたこと、そしてその間に他の誰もビンゴにならなかったことも含めて、すべてが運が良かったのよ。」と言ってくれました。この言葉が、私の中で「自分は運がいい」という意識をより強くしたのです。

母の言葉で運を確信したエピソード

私が「運がいい」と確信したのは、小学校4年生の時です。当時のヒーロー番組「変身忍者嵐」と共演できるという企画が雑誌で募集されており、私は何の気なしに応募しました。何万人もの中から抽選で選ばれ、テレビ出演が決まったのです。

ヒーローに助けられる場面を演じた私は、まさに「ついている」という感覚を強く抱きました。このような経験を振り返ると、運がいいと思い込むことができたのはその時々の母の言葉のお陰だったと感じます。

もしも事故の時に叱られていたら、自分はついているという気持ちにならなかったと思います。自分はついてるから当たるんじゃないかという気持ちではがきを送ってみようという後押しになりました。

幼児期における「運がいい」と思うことの重要性

自信や自己肯定感を高めるのと同じくらい「自分は運がいい」と感じることが、幼児期には特に重要です。なぜなら、将来チャンスが巡ってきた時に、「運がいい」と思っている人は躊躇せずそのチャンスに飛び込むことができるからです。一方で、「自分はついていない」と思っていると、迷っているうちにそのチャンスを逃してしまう可能性が高いのです。

受験や将来へのチャンスが強い子どもに

たとえ幼稚園受験でうまくいかなかったとしても、それを「ついていない」と思うのではなく、「小学校受験で頑張ろうということだ」と前向きに考える保護者もいます。

運は単発的なものですが、これに運という言葉に勢いを添えて付けた言葉が「運勢」です。そして良い運勢は、一生続くものです。

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