2026.03.23 親子で準備

(保護者のギモン)小学校受験する親の心構えとは?

小学校受験は子どもだけでなく親の覚悟も試されます。習い事との両立や家庭学習の時間確保、体調不良時の対応、そして試験当日の小さな習慣づけまで。普段からの姿勢や行動が合否を左右することもあります。本番に強い子を育てるために、親ができる準備とは何かを考えてみましょう。

小学校受験での親の心構えとは

今回はInstagramからの質問で「小学校受験する親の心構えについて」お答えします。
一言で言えば、「覚悟を持ってやる」ということです。「覚悟」と一言で言うのは簡単ですが、例えば、普通の能力のお子様が、普通に塾に通い、普通に家庭学習をすると、普通の点数を取るようになります。いわゆる平均点です。決して悪い点数ではありませんが、それでは受験合格はできません。学力が少し高いお子様が、普通以上の努力をして、ようやく届くかどうか。高倍率の学校では、なかなか受験合格までたどり着かないというのが現実です。
それにもかかわらず、「皆さん、毎日どれくらい勉強されていますか」「皆さん、どんな問題集をお使いですか」と、周囲を気にしながら小学校受験をしようとする方がいます。気になるお気持ちは分かります。しかし大切なのはそこではありません。我が家として最大限の努力をして、この小学校受験に臨むという覚悟が必要なのです。

小学校受験準備と並行した習い事と家庭学習の優先順位

習いたいことをすべて習い事として続けながら、家庭学習はやったりやらなかったりする。それで受験合格が通るほど甘くはありません。ある意味では、習い事を整理し、家庭学習の時間をきちんと確保する。そして小学校受験に臨むということです。何かを手に入れるためには、何かを失う。その覚悟を持って小学校受験に臨んでいただきたいと思います。

受験合格に近づけるしつけと学びのバランス

覚悟を持つということで言えば、もう1つ付け加えると、小学校受験の入試当日を常に頭の中でイメージしながら毎日の生活を過ごすことです。
例えば、しつけは意外と甘いのに、勉強で間違えたり点数が伸び悩んだりすると叱る。そういうご家庭を少なからず目にしますが、これは逆です。
しつけに厳しく、学びには寛容であるべきです。子どもは間違えようと思って間違えているわけではありません。学びに厳しすぎると、勉強への自信を失ってしまいます。
一方で、しつけはより厳しくする。その姿勢も覚悟の一つです。最近の保護者の方は、無理をさせない傾向があります。

コロナ禍では体調が悪いときに無理をさせて周囲に迷惑をかけてはいけない、という考えは理解できます。しかし、それを少し横に置いて考えてみてください。試験当日に38度の熱があったとしても、注射を打って熱を下げたり、薬を飲んで、何とかして受験するということは現実に起こります。しかし、普段から無理をした経験のないお子様に、前日に熱が出て「あなたなら大丈夫」と言っても、無理をした経験がなければ無理はできません。
だからこそ、ちょっとした風邪や体調不良で休まない、頑張るという経験も必要です。秋口の試験では風邪も流行しています。万全の体調で受験できることの方が少ないのです。普段から少し無理をする。その覚悟を持つということです。

小学校受験の試験当日に備えた習慣づけ

もう少し具体的なお話をします。試験当日は、鉛筆の学校もあれば、クーピーの学校もあります。しかし、書くものが1本しか置いていないということはありません。数本置いてあります。
なぜか。1本を落としたとき、「手を挙げてください」という学校が多いのですが、手を挙げている間にペーパーが終わってしまいます。ですから、落としたらもう1本を使う。そして「やめ」と言われ、次のページに進むときに手を挙げる、あるいは拾う、という流れになります。ところが、普段の教室や家庭学習で1本しか置いていないと、落としたらすぐ拾いに行く習慣がつきます。
「落としたら拾う」という習慣が身についているお子様は、試験当日に「落としたら手を挙げてください」と言われても、拾いに行くか、その場で手を挙げてしまいます。そして拾ってもらっている間に時間が過ぎ、「はい、やめ」で終わってしまうのです。

だからこそ、落としたらもう1本で書くという習慣を身につけておかなければなりません。試験当日のことを考えれば、机の上にはどのように置いておくべきかが見えてきます。常に試験のときを想定して行動する。その姿勢もまた、覚悟の一つだと思っています。

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