2026.02.25 合格メソッド 学びの基礎 学校選び

小学校受験対策の塾選び「良い授業とは」

小学校受験では「力をつけること」と「合格を目指すこと」は必ずしも一致しません。縄跳びや逆上がりの練習を通して得られる基礎力や成功体験は、試験に直接出題されなくても大切な財産となります。本当に必要なのは、難問に挑むことよりも、入試で問われる水準に合わせて基礎を積み重ね、自信を持って臨める準備を整えること。合格へ導く学び方の本質について考えてみませんか。

力をつけることと小学校受験の合格は直結しない

小学校受験に向けて、保護者の方に「力をつけたいのですか、それとも合格したいのですか」とお聞きすると、「同じことではないのですか?」と驚かれることがあります。しかし、「力をつけること」と「合格すること」は必ずしも一致しません。では、その違いを分かりやすく理解していただくために、体操に置き換えてお話しいたします。

例えば、縄跳びで前回しができるようになったとしたら、後ろ回しに挑戦したり、それができるようになると走り跳びや二重跳びにも挑戦する。そうやっていくうちに、どんどん力はついていきます。
しかし、力が付いたからといって、二重跳びは小学校受験に出題されたことがありません。つまり、力は確実についているのに試験には出ないので、それが直接「小学校受験合格」に結びつくわけではないということです。

小学校受験の本来の入試目的とは

ペーパーでも同じことが言えます。小学校受験では、数・図形・言語・一般常識・推理など、さまざまな問題が出ます。どの領域でも、難易度の高いペーパーが解けるようになれば、易しいペーパーは当然解けるようになるでしょう。
しかし入試では、過去の問題より少し難しい問題が出ることはあっても、それよりも難しい問題や極端にレベルアップした問題が出題されることはありません。

その理由は、小学校受験における入試の目的が「1番(トップ)を決めるためにやることではない」からです。多数の志願者の中から、学校が「入学してほしい」と求める子どもを定員数まで絞り込むためにやります。極端に難しい問題を出して、ずば抜けてできる子を見つけられても、「普通にできる子」と「少し劣っている子」が全員間違えてしまえば、区別がつかなくなってしまいます。そのため、極端に易しすぎる問題も、難しすぎる問題も出ないのが小学校受験の入試です。

小学校受験の最新の傾向を反映したカリキュラム

ジャックでは、基礎から応用まで無理なく実力をつけていけるカリキュラムを組んでいます。授業は子どもたちにとって分かりやすく、そして「楽しい」「面白い」と感じられるものでなければならないと考えています。カリキュラムは少しずつ難しくなっていきますが、難しくしすぎず、子どもがすんなりと理解できる授業こそ「良い授業」だと考えています。

仮に、難しい問題が解けるようになったとしましょう。しかし、その難問に思い切り時間を使ってしまった結果、製作・絵画・体操・巧緻性など、ほかの分野に取り組む時間が削られてしまっては意味がありません。他の学校を受験するのなら、そのような内容の分野も範囲に入ってきます。難しい問題に力を注ぐことで時間がなくなったり、不正解が増えることでせっかくの勢いや自信を失いかねません。
だからこそ、ジャックでは毎年、どの学校が小学校受験の入試でどのレベルの問題を出しているのか、私立小学校がどの水準まで求めているのかを研究し、その内容を授業に反映させています。

小学校受験のために、体操を通した“土台づくり”

ジャックの年長クラスの受験体操では、縄跳び1分跳びや鉄棒の逆上がりに取り組んでいます。
小学校受験で縄跳びを1分跳ぶことや逆上がりが出題されることはありませんが、取り入れているのには理由があります。

一つには縄跳びを通して足の力、いわゆる脚力をつけたいからです。縄跳び1分跳びができるようになるまで練習を続ける。それを1か月、2か月、3か月と積み重ねることで、試験に直接出なくても確実に脚力は育ちます。それによりジャンプ力がつき、飛んで跳ねて走る力もつく。「土台となる足の力」を育てるために、縄跳び1分跳びに取り組んでいます。
練習してすぐに1分跳べるようになった子はもちろん良いかもしれませんが、そこで練習を辞めてしまうよりも、なかなかできなくて1か月、2か月、3か月、半年と続けることに意味があります。たとえ試験日の前日までできるようにならなかったとしても、その日までやり続けることで足の力がついたのなら、それは十分に価値のあることなのです。

もう一つは逆上がりをすることによって、できなかったことができるようになる。そうすると、幼稚園でお友だちの前で披露できるようになる、という喜びにもつながるでしょう。
できなかったことができるようになる場合には2つのケースがあります。特に練習をしていないのに気づいたら自然にできるようになっていた場合と、努力を重ねてようやくできるようになったという場合の2つあります。

気がついたらできるようになっていたことも悪いことではありません。
けれども、努力してできるようになったことには意味があります。
保護者の方は「やればできるのよ」「頑張ればできるのよ」「諦めなければできるようになるから」と声をかけますが、「やればできる」と言われても、やってできた経験がない子には、その言葉は実感として分からないのです。
しかし、「逆上がりが全然できなかったけど、毎日練習したらできるようになった」という経験があるからこそ、「やればできる」という言葉が生きてくるのです。練習を続けてできるようになった子はきっと自信がつくでしょう。

教育には必ず目的があります。目的のない教育はありません。ですから、「縄跳び1分跳びは試験に必要ですか」「逆上がりは出題されますか」という問いではなく、「それによってどんな力を育てたいのか」「練習することによって、できるようになったという成功体験を子どもに味わってもらいたい」という目的が大切です。
その目的をご家庭でもしっかり理解していただいて、家庭できちんと復習していただくことが、結果として小学校受験の志望校合格につながっていくのです。

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