絵本紹介絵本紹介

りんごがひとつ (年長)

りんごがひとつ (年長)

作・絵 ふくだ すぐる
岩崎書店

あらすじ: おなかをすかせた動物たちがとった行動は…

たった一つの真っ赤なりんご。お腹を空かせた森のみんなが、周囲を囲んでにらみ合っています。
「えいっ」
サルがりんごを取って、逃げ出しました。大慌てで追いかける動物たち。川を渡って、がけを登って、とうとうサルを追い詰めます。
「もう許さない!」
大声で脅す動物たち。ところがサルは、りんごと一緒に2匹の赤ち ゃんザルを抱えているではありませんか。それを見た途端、
「やれやれ」
と、動物たちは帰っていきます。その顔は、なぜか優しい笑顔になっているのでした。

評: テンポ良いストーリー展開と、動物たちの豊かな表情にほっこり

お腹をすかせた森の動物たちと、一匹のサルのリンゴ争奪戦。途中出てくる「~のふりをした」のくだりが、子ども達は大好きです。
かわいらしい動物たちの絵とリズミカルな文章。ユーモラスな展開 をドキドキしながら楽しんだ後で、ふと気がつくと、気持ちがほっこり温かくなっている、そんな絵本です。