絵本紹介絵本紹介

はじめまして。オオカミです。

はじめまして。オオカミです。

ボクが大好きな絵本を紹介するよ!

こんにちは! 僕は何に見えるイヌ? キツネ? 実はオオカミなんだ。
オオカミというとみんな怖くて逃げだしちゃうよね。でも、オオカミは悪い動物ではなく良い動物なんだよ。
オオカミ「狼」は漢字で書くと、「けものヘン」に「良い」と書くんだよ。

昔は、オオカミと人は仲良しだった

昔の人はオオカミを良いものと考えていたんだ。
それは村の近くにオオカミがいれば、農作物を荒らすサルやシカやイノシシを食べてくれるので、被害に合わないですんでいたから。
でも西洋では、産業革命が起きてヨーロッパの人々の暮らしは激変した。
毛織物がはじまると、シカやオオカミの住む森に羊を飼い始めた。森が失われ、シカがいなくなって食べ物がなくなったオオカミは羊を襲うようになり、羊を守る人間と狼が争うようになったんだ。だから人々はオオカミを恨み、「赤ずきんちゃん」「オオカミと七匹の子ヤギ」「三匹の子ブタ」など、オオカミを悪者にしたお話を作り、そのお話がやがて絵本となって世界に広まっていったんだ。人々がイメージするオオカミは、大きくとがった耳、鋭い目つき、耳まで裂けた大きな口など、風貌だけでなく、絵本に描かれたオオカミによって創られたものなんだ。

これからどうぞよろしくね

だから僕は絵本を読まなかった。でも、仲間のオオカミから絵本をプレゼントしてもらい、読んでいるうちに大好きになっちゃった。
これから毎月、ボクが大好きな絵本を紹介していくから、みんなも読んでみてね!!