保護者インタビュー Vol.1
家族の「笑顔」と
夫婦の情報共有を大切に
- 広尾教室
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教室長 大岡 久真
顧問 溝口 元子
- M.A.様 お父様・お母様
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合格校
- 慶應義塾幼稚舎
- 聖心女子学院初等科
- 東洋英和女学院小学部
- 五十音順

温かさとけじめ ジャックの絶妙な空気
大岡いつ頃、小学校受験を決められたのですか。
お父様娘が生まれてすぐ、どういうふうに育てていこうか、どのような環境で教育を受けさせたいか、という話を夫婦で始めました。その中で私立小学校に通わせようと決めたのですが、実は私自身がかつてジャックに通っていたという経緯があり、まず一番に頭に浮かんだのがジャックでした。
お母様ですが、定員がいっぱいですぐには入れずキャンセル待ちの状況でした。そこでほかの幼児教室で幼稚園受験までお世話になったのですが、やはり小学校受験を見据えた時にジャックに通いたいという思いがありました。ちょうど枠が空いたとのご連絡をいただけて、年少の4月からお世話になることになりました。
大岡「2代目」のお子様というのは、私たちも歴史を感じてうれしいですね。ご自身が通われていた場所に今度は親としていらしてみてどのような印象をお持ちでしたか。
お父様正直なところ幼少期の記憶はほとんどなくて(笑)。ただ感慨深いものがありましたし、自分のルーツでもある場所でしたので安心してスタートできたのが良かったと思います。
お母様私は、温かい雰囲気でありながらお行儀などピシッとやるべきところはやるという、お教室の絶妙な空気感が魅力的でした。先生方が子どもの成長を見守ってくださり、心から言葉をかけてくださっていると感じました。


娘の自信を育む関わり ユーモアの開花
大岡当初、お子様はすごく真面目で落ち着きが感じられるお嬢様だと感じていましたが、保護者様から見てどのようなお子様ですか。
お母様娘は優しくて穏やかな性格ですが、物事にとても慎重で、初対面の方、特に大人の方とはなかなかうまく話せない引っ込み思案な面がありました。受験本番の短い時間の中で、どこまで娘らしさが出せるのか、不安でいっぱいでした。年長の4月ぐらいまではジャックでも硬い感じだったのですが、授業の中でお友達との関わりや小学校受験への理解が深まり、だんだんと心がほぐれてきました。
大岡不安を感じる中で、ご家庭ではどのようなことを意識されていたのですか。
お母様「とにかく励ます」ことですね。硬い中でも何か言えたら、そのことを覚えておいて、帰り道で「さっき少し言えたね、あれすごく素敵だったよ」と、なるべく早めに伝えるようにしました。そして家ではあまり叱りすぎないようにしたことも、娘の自信に繋がるという面で良かったのかなと思います。また、変わるきっかけとして幼稚園で最年長になり責任感が生まれたのもあったかもしれません。
大岡お母様がピアノの先生として小さいお子様の指導もされているので、教育面での関わり方もお上手だったのだろうなと感じます。もともと困った時もお母様を見たり黙り込んだりすることがなく、じっくり聞けばちゃんと答えが出てくるお子様でしたが、たしかに年長の4月頃から表情が明るく変わっていきましたね。期待以上の答えが返ってくるようになり「いいね!面白いね!」と、ただただ感心することが増えていきました。真面目な雰囲気とのギャップというか、ユーモラスな一面が出てきましたね。

日常を大切にする 娘に任せる
溝口私は慶應幼稚舎クラスの絵の宿題、お母様とお子様のやり取りが書かれたコメントシートの確認を担当していました。そこから感じたのは、日々の生活をご家族ですごく楽しんでいらっしゃるということでした。お母様が的確な質問を投げかけて、それをきっかけにお話が広がったり、クイズになったり。絵のスキルを指導するのではなく会話からヒントを見つけていく様子が伝わってきました。おばあちゃまのお誕生日にケーキをつくったお話と絵も素敵でしたね。
お母様すごく楽しかったみたいで「パティシエになる!」と言いながら描いていました。
溝口お子様が自分で体験し感じたことだから、生き生きと描けるし言葉にもできる。その良い循環があったのだと思います。また、「ロボットをつくる」という課題では「ママがお買い物の時に荷物が重いから、荷物を持ってくれるロボット」を描いていて。ロボットというと機械的な印象を持ちがちですが、日々の親子の優しい思いやりや会話が素地にあるからこそだとうれしく拝見しました。
お母様娘は現実的なところがあり、目の前にあるもの・ことしか描けない時もあったのですが、先生から与えられた課題を通じて、想像の世界を描く楽しさや力を引き出していただけたのだと思います。
大岡1つのテーマに絞って描くお子様が多い中で、さまざまなテーマで描いていましたね。
お母様娘は少し頑固な面もあって、自分が納得しているものを描いていたようです。受験対策では「勝負絵」が大事だと聞いていましたが、型にはめずに娘に任せていたことが結果として今年の考査では良かったのではないかと感じています。
溝口授業の入れ替わりの時に廊下でお会いすると、いつも親子でニコニコの笑顔でした。受験期になると、どうしても厳しい顔になったり点数や「わが子の足りないところ」ばかりに目がいってギスギスしたりすることがあるのですが、一切そう感じられませんでしたね。
お父様こんなことを言ったらあれかもしれませんが、小学校受験をすると決めたものの、「何が何でも」というよりは「たとえどこにもご縁がなくてもいい」という思いが基本にありました。その上で、家族の笑顔を大切にして頑張ろうという意識を共有していたと思います。
お母様もちろん良い学校には行きたかったですが、それが娘の全てではないと考えるようにしていましたね。
大岡ご夫婦でお話し合いもよくされたのですか。
お父様ジャックで教えていただいたFI(※)を考える期間は特に夫婦で話し合うことが多かったですね。「日々の営みの中で本質を理解する」「隠し事をしない」といった家族として大事にしていることを、あまり複雑に考えずに言語化しました。
(※)FI(ファミリーアイデンティティ):ジャック幼児教育研究所では、家庭の教育方針を整理するために、企業が定めるコーポレートアイデンティティの家庭版「ファミリーアイデンティティ」の作成法を指導しています。

訪れたスランプ 娘の心に目を向けて
溝口年中診断テストでは91点という素晴らしい点を取られていて、自然な積み重ねを感じました。女子校も併願される中で、最後までペーパー対策も疎かにせずきちんとこなしておられましたね。
お母様ジャックの授業で教えていただくペーパーの解き方がとても勉強になりました。大人のアプローチではなく子どもの考えられる範囲の中で解いていく方法を教えていただき、家庭学習で実践すると娘も「そういうことか!」と。ただ、やはりスランプだと感じる時期もありました。
お父様年中の良かった時期が一度ピークで、そこから伸び悩んでいた時期が長かったです。模試の点数も「良くも悪くもない」から「悪い」くらいに。夫婦で「耐える時期」だと考えていました。
大岡その期間は、お子様にどのような関わりや声がけをされていましたか。
お母様「心を大切にする」ことを意識しました。「できてないよ」と言ったら娘の心が壊れてしまうと思ったので、「ちょっと失敗しちゃったね」くらいの感じで復習をするなどしていました。
お父様そして私は、受験を終えられた保護者の方に話を聞きに行っていました。いろいろなアドバイスをいただく中で、うちの娘の場合は「褒めていこう!」と。否定しないで、とにかく良いところを伸ばすという方針をとりました。結果的にはそれが本人の自信になったのだと思います。
お母様振り返るとジャックの先生や先輩方の言葉が心の支えになっていたなと思います。

「楽しく」が最優先 夫婦の連携
大岡日々のルーティンや、ご夫婦の役割分担はどのようにされていましたか。
お母様朝起きてラジオ体操や縄跳びをして、朝ごはんを食べてからお勉強をして幼稚園に行く、という流れでした。娘は体格が良く体操の時に動きが少し鈍いように見えていたので、直前期は「もう少し体力をつけさせよう」と、今まで自転車で通っていた幼稚園へ片道25分歩いて通うようにしました。すると体が絞られて動きにもキレが出てきました。歩きながらしりとりをしたり「お花が咲いているね」と話したり、親子のコミュニケーションの時間にもなりました。
お父様私は仕事が忙しく平日はあまり関われなかったのですが、体操面で協力したり土曜日に地域のガールスカウトに連れて行ったりしていました。ガールスカウトに入れたのは、幼稚園でもジャックでもない環境に入り、小学生のお姉さんたちというロールモデルを見て学んでほしいという思いがあったからです。娘もすごく楽しんでいて、直前期も含めてずっと毎週欠かさず通いました。
溝口お父様が一人で講習会の面接練習にいらしたこともありましたね。
お父様学校の歴史や考え方を教えていただき、突然「では、志望動機をどうぞ」と始まる緊張感がすごかったです(笑)。気持ちも含めて本番への準備がすごくできました。
溝口本当に家族一丸となっているのだなと感じました。ご夫婦での情報共有も大切にされていたのではないですか。
お母様夫が仕事から帰ってきてから私が娘の様子を話すという感じでした。講習会などの基本的なことは私が決めて、どうしても娘を連れて行けない時などにお願いしていました。
お父様できる限り自分事として取り組むように意識していました。できていない部分も多々あったとは思いますが(笑)。一番念頭に置いていたのは「妻が笑顔でいること」です。妻が笑顔なら、子どもも楽しく通える。それが家族にとって一番いい状態だと考えていました。
大岡朝、お母様が自転車にお子様を乗せて楽しそうに走っていく様子を度々お見かけしていましたよ。笑顔がスタンダードのご家族なのだろうなと感じていました。

ニコニコだった試験当日 「完璧」を求めなくていい
大岡小学校受験を通じて、どのような点でお子様の成長を感じられていますか。
お母様人に対する前向きさだと思います。行動観察の授業で最初は一言も発せなかったところから、大きく変わりました。小学校受験がなかったら、その殻を破る必要もなかったのかもしれません。この年齢で一つ殻を破れた経験は、これからの人生でも意味のあることだと思います。
お父様行動観察で積極的にできた時、妻がうれしそうに教えてくれたのを覚えています。先生方が辛抱強く見守り、導いてくださったおかげだと思っています。
溝口最後に描いた「自慢したいもの」という課題の絵が、「お友達がたくさんいるのが私の自慢」という誕生日会の絵でしたね。まさに、頑張ってきた日々の総まとめのようでした。
大岡結果は、どのように伝えたのですか。
お父様合否の伝え方も夫婦で話し合って決めていました。娘は試験の直前に涙が出てしまうほどプレッシャーを感じていたので、どこか自信がなかったんです。そこで最初に合格をいただいた時にすぐに伝えたら、飛び跳ねて喜んでいました。それで元気が出たのか、慶應幼稚舎の試験は「今までで一番楽しかった!」と言ってニコニコで帰ってきました。
大岡ぜひ、これから受験に臨まれる皆さんへメッセージをお願いします。
お母様私の拙い経験からですが、「完璧」を求めなくていいのかなと思います。私たちも考査当日まで完璧にはできませんでした。子どもの個性をよく見ながら、家族の和を大切にして、取り組む課題を楽しむこと。受験だからと気負いすぎず、バランスを大切に臨んでいただけると良いのではないでしょうか。子どもの自然な成長の上での合格を目指すなら、私はジャックが一番だと思っています。子どもが持っている力を引き出す自然なアプローチが大好きでした。
お父様小学校受験には「正解」がありませんが、「普段の生活そのもの」が試験で表れると感じました。ですから、子どもの世界を広げるために「家族で楽しむ」「子どもが心から笑う」時間をつくることが、何よりの受験準備になったと思います。そして、ジャックの精査された圧倒的な情報量、先生方の本気のご指導と応援が心強かったです。
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