お母様:Y・B様
教室:ジャック四谷教室
教室長:木村・松浦

合格校:
慶應義塾幼稚舎
学習院初等科
青山学院初等部

先生方からの励ましで親子ともに成長
「自分の居場所はここ!」というぐらい、2歳の冬から、毎週楽しみにジャックに通っていました。ところが、年長にあがる春頃、すごく嫌がるようになってしまって…。それまで、何でも卒なくこなせていた娘ですが、課題が増えてくると努力なしにはこなせない。「”できない姿”を見られるぐらいなら」という気持ちからか、「休みたい」と泣くことが続き、私までつらくなって先生に相談をさせていただいたんです。そのとき先生に「メダルは優劣をつけるためではなく、その子の頑張りに対して与えられるもの。まずはお母様自身の意識を変えてください」と助言をいただきました。その一言にハッとし、娘を誰かと比較している自分に気がついたんです。と同時に、小学校受験は、子どもに足りないことを学ぶ場、家庭の力を養う場というように私自身の意識が変化し始めたんです。すると不思議なもので、「一番」が好きだった娘が、課題を克服したり、一生懸命頑張ることに価値があると考えるように変わっていきました。「できないことに立ち向かう勇気を持ちなさい」と先生から励まされたことも心に響いたのだと思います。以来、我が家の合言葉は“勇気”。わからない事にも臆することがなくなりました。

主人も一緒に受験に向き合うことで、家族が一致団結
年長に上がる頃、主人にも「聞き取り」と「体育」の授業に参加してもらうようにしました。それまで“お客様”状態だった主人ですが、授業を見学することで娘の実態や先生方の一生懸命な姿勢を実感できたようで、受験への向き合い方が劇的に変わりました。毎朝、早起きして娘と一緒に公園に行き、体操の復習をしながら、子どもができる事・できない事を自ら作成した表でチェックしたり、遊び感覚でラジオ体操やかくれんぼまでしてくれるように。夜遅かった翌日はきつかったと思いますが、運動不足だった生活が一変。規則正しい生活リズムができたことで、体形がスリムになるという嬉しいおまけまでついてきました(笑)。中学2年生で反抗期真っ只中の息子にも手を焼いている時期でしたが、息子も父親の変化に感じるものがあったのか、妹と一緒に庭で虫とりや自然と触れ合ったり、食虫植物やジンベエザメなどのワイルドな生き物を教えたりと彼なりに受験に協力してくれるようになったんです。主人を巻き込むことで、生活がピリッとし、自然と家族が一致団結するようになりました。

幼稚園と小学校受験の両方を体験して感じること
8歳上の長男も幼稚園受験をしていたので、幼稚園受験と小学校受験の両方を体験したことになります。幼稚園受験は、親が通わせたいという意向で幼稚園を選び、種のような状態の子どもと未熟な家族をまるごと選んでいただいた後、親と子が一緒に成長していく機会だと思うんです。でも小学校受験は、家族の生き方や習慣が子どもにも反映される年齢で、子どもの自我や個性がはっきりしてきますよね。種ではなく、つぼみの状態。親の意向だけではなく、子ども自身がこの学校で学びたいという強い目的意識と、個性に合う学校選びが必要なんだと思うんです。娘は、小さい頃から乗馬を続けていて、時間があれば、馬の絵をずっと描いているぐらい大好きなので、「馬術部に入る!」という強いモチベーションが、小学校受験を乗り切る原動力となりました。それに、とても活発なので、その個性を受け入れてくれて娘自身がイキイキと通える環境、という観点で受験する学校を選びました。

「親力」そして家族の絆を深めてくれたジャック
ジャックには母親講座や父親講座など親自身も成長できる講座がいっぱいあって、自分達がどんな家庭を築こうとしているのかを夫婦できちんと話し合うきっかけにもなります。中でも大岡先生の講座で教えていただいた「勉強の習慣、家族の団結、目標に向かってやり遂げる。この3つが身につけば子どもの人格形成は成功です」という言葉は、受験を乗り越えるのにとても大きな支えとなりました。子どもの成長だけでなく、「親力」まで授けてくれたのがジャックです。「あなたが魔法を使えたら、誰に何をしてあげますか?」という過去問の絵を描かせた時、娘はたくさんのハートの中に大きなハートを兄に渡している絵を描きました。部活がうまくいかず、苦悩している姿を見て、娘なりに兄の状況を感じていたのでしょう。「私はお兄ちゃんに強い心をプレゼントします」と言った娘の言葉に涙がこぼれました。その話しを聞いた主人が「結果が出なくても我が家の受験は成功だよ。」と娘の成長を心から喜んでいました。「親力」に「家族の絆」そして「心の成長」が実感できただけでも受験をしてよかったと思えたので、3校からの合格通知はまるでごほうびのようでしたね。
