
※入試倍率・考査内容はジャック調べです。
全体的に出願数が減少する傾向がありました。しかし、来年は新設校である慶應横浜初等部の入試が始まるため小学校受験の層が広がり、他校にも波及することが予想されます…

震災による影響で離れた学校に通うことに躊躇したご家庭、長引く不況や高校の授業料無償化などあって、総じて1割か2割出願数は減りました。
しかし、これだけのことがあっても微増ながら倍率が上がった学校もありました。
ただ来年は、新設校である慶應横浜初等部の入試が始まるために小学校受験の層が広がり、他校にも波及することが必至の情勢です。
実際、ジャックでも今年度の新年長の生徒数は昨年度の35%増えています。

大きな変化とは言わないまでもそれぞれの学校で工夫を凝らしています。
例えば、慶応幼稚舎は珍しく面接と自由遊びが出題されました。
現在の6年生の担任が来年の1年生を担任するので、今回の面接官をされたようです。自分の目で見て採りたかったのかもしれません。質問も、「偉いと思う人は誰か、それはなぜそう思うのか」など独創的であり、受験者の家庭環境を感じられる質問でした。
田園調布雙葉の個別テストでは本物の花火を見せて、「するときに気をつける事を三つ言ってください」。
人に向けない、終わったら水につける、と二つは言えても三つは大変だったと思います。両親から言われた事をしっかり受け止めている、また自分の考えが言える、そのような子が欲しかったのだと思います。
聖心は今年親子一緒の面接でした。それには理由があります。
まずお子供に「好きなお手伝いは何ですか?」と聞きます。
「洗濯したものを畳む」とか「お風呂掃除」と答えるとします。
「どうやってやるの?やってみて。」
「ではお母様、お風呂掃除をもっと上手にするためにどうすればよいのか、お子様にこの場で話をしてみてください。」
母親が子供にアドバイスをします。そのアドバイスを復唱させて理解しているか、また親子関係を見るような面接がありました。
子供が普段どのようなやり方をしているのかを知らなければ、母親はうまくお子様に話す事はできなかったと思います。
ただ、入試の内容が大きく変わる事はありません。なぜなら各学校は求めている家庭像、生徒像があります。どのような内容の考査をすれば、自分たちの求めている生徒を選抜できるかを考えて問題を作成するので、それに大きな変化がなければ、マイナーチェンジはありますが、大きな考査内容の変化はないのです。

面接では「どのようなお子様ですか?」とお決まりの質問があります。
両親は待ってましたとばかりに「明るく、思いやりがあり、好奇心が旺盛な子供です。また、できないことがあっても最後まで努力する頑張り屋です。」と、良い言葉だけを羅列しただけの表現になることが少なくありません。
そこで学校は、「お父様と○○くんの似ているところを教えてください」と聞いてきます。
自分の似ているところと聞かれると良いことだけを並べにくくなり、短所的なことも言うことになります。また、準備をしてきたことではなく、その場で考えて話すことによって本来の子供の姿を聞き出すことができます。
やはり震災に関する質問が日本女子大豊明、白百合など多くの学校で聞かれました。
「3月11日の大震災で何を感じましたか?その前と後では何か考え方が変わりましたか?」
そこにはもちろん模範解答があるわけではなく、自分の考えがしっかりと述べられていればいいわけです。
私はそれまで"相変わらず"という言葉があまり好きではありませんでした。ただ、「家がある、仕事がある、 相変わらずだよ。」今までと変わらないということがどれほど幸せな事なのかということをつくづく感じさせられる一年でした。
学校によって試験内容に違いがあっても、聞いて書けば「ペーパー」、聞いて答えれば「個別テスト」や「面接」、聞いて体を動かせば「体操」なので、聞く力・考える力・自信を持って行動する子であるならばどんな学校でも合格します。
しかし、ドングリの背比べになると学校によって評価の仕方が違うので結果は変わってきます…

今年も強く感じたことですが、学校によって試験内容に違いがあっても聞いて書けば「ペーパー」、聞いて答えれば「個別テスト」や「面接」、聞いて体を動かせば「体操」なので、聞く力・考える力・自信を持って行動する子であるならばどんな学校でも合格します。
しかし、ドングリの背比べになると行動観察や体操や自由遊びなどは学校によって評価の仕方が違うので似たような試験をしていても結果は変わってきます。
具体的いうと、行動観察で椅子取りゲームをした場合、最後まで残るような子供が欲しい学校と、ぶつかりそうになったら譲るぐらいの子供をよしとする学校もあるのです。体操も指示をしっかりと聞いて行動ができているかをみたい学校と、運動能力そのものをみたいという学校もあるので、一概に体操といっても評価は変わってきます。
また、試験中に先生に話しかけてくる子供もいますが、人懐こいとプラスに思うか、馴れ馴れしいとマイナスにとるかは学校によって変わります。
志望校の選択が大事なことはいうまでもありませんが、ある一定の力があれば数を打てば当たるのです。一校だけで全ての力を出しなさいということはとても大変な事なのです。

小学校受験の難しいのはそこです。
中学受験ならば難易度の違いこそあれ4教科または2教科を学習して複数の学校にトライすればよいのですが、小学校受験はペーパーテスト・製作・体操・行動観察・個別テスト・面接など全てを行うところもあれば、この中の2つぐらいしか考査をしないところもあります。
仮に第一希望にペーパーが出題されないけれど、第二・第三希望には出題される場合、第一希望にだけ合わせて準備するという事はペーパーをしないことになり、第一希望の学校が不合格になると第二・第三もあやしくなってくるのです。かといって第二・第三に合わせて準備をすると第一希望の合格する確率が下がってしまうので、悩ましいところです。
方法は2つ、第一希望の試験内容に近い入試をする学校を第二、第三に据える、第一希望の合格率を下げないように第二・第三の準備を一日30分と時間を決めるなどして割り切って準備し受験をする、ということです。
話は少し変わりますが、学校は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
ペーパーテストなど学力重視の学校で、キチンとそつなく受ければ合格できるA校。
その学校のことをこよなく理解している親の子供を取りたい第一希望優先主義のB校。
たくさんの受験生の中から運動や製作などで、輝いている一掴みの子供を捜しているC校。
A校は落ちる理由さえなければ合格しますが、C校は落ちる理由がなくても落ちます。つまり、そつなく試験を受るだけでは結果はついてきません。合格するためには受かる理由が必要です。
倍率が10倍以上になるとペーパーテストではふるいにかけることができません。なぜなら、幼児が受けるテストではいくらなんでも難易度には限界があります。そこで、運動能力や絵画製作や行動観察などでキラリと光る魅力溢れる子供を見つけることになるのです。
大人も子供も魅力に関しては一緒だと思います。
大人でも様々な経験を積み、自分の考えをしっかり持って自信のある言動ができる、何をしていてもそこから楽しみを見出すことができる、そんな人は人を引きつけ夢中にさせてしまうでしょう。
幼児もどれだけたくさんの実体験を積んでいるかどうかです…

大人も子供も魅力に関しては一緒だと思います。
大人でも今までに色々な経験を積んでいる、自分の考えをしっかり持って自信のある言動、行動をとる、何をしていてもそこから楽しみを見出すことができる、そんな人は人を引きつけ夢中にさせてしまうでしょう。
幼児もそれまでにたくさんの実体験を積んでいるかどうかです。例えば、虫取りをした事がある、山登り、発表会、募金活動、合宿に参加などです。
自分の思っていることを自分の言葉で表現ができる。やらされていのではなくいつでも前向きに取り組む子供はやはり魅力的です。
以前、卒業するときに「先生は小さい時からジャックの先生になりたかったの?」と聞いて来た女の子がいました。「どうして?」と聞くと「だって、なりたいものになるんでしょ?だから、前から一度聞いてみたかったの。」と言うのです。「そうだよ。」と答えると、「やっぱりね!」とうれしそうでした。自分が興味を持つとそのままにしてはいられない、好奇心旺盛な子でした。
一言で「魅力な人」とは何かと聞かれれば、また会いたいと思うかどうかです。テスターがその子にまた会いたいと思えば合格させるしかないのです。

今年の結果は合格者数の一覧をご覧ください。ジャックでは第一希望に約70%、第二、第三希望に20%合格しています。仮に小学校受験の平均倍率が4倍だとしても、これだけの合格率を出す事は本来難しいです。中学受験のように偏差値が同じ子が集まった4倍は大変です。
しかし小学校受験は「受けたい親の子が受ける受験」。合格するレベルに達していない子供も受けに来るので、出願時の倍率は4倍であっても実質はあって3倍弱です。中学受験は約3年間の準備が必要なら、小学校受験はその半分の期間家庭学習をしっかりと準備し、学校別対策をすれば合格することができるのです。
今年度の慶應幼稚舎の面接に代表されるように、自分の思っている事を自分の言葉で話すという事は、これからも小学校受験にとってますます必須の内容だと考えています。
そこでジャックではお子様のコミュニケーション能力を高めて行くために、聞き取り話し方、行動観察などの多くのプログラムによってお子様の表現力を高める様々な授業を行って参ります。