OVERVIEW

理事による
入試総括

来年への飛躍を目指して
2018年度入試の振り返り

ジャック幼児教育研究所 理事 大岡史直

2018年度の入試内容を振り返り、小学校が見ている点はどこか、
また、どのようなお子様が合格するのかを理事がお伝えします。

小学校受験では、ペーパー・製作・体操・行動観察などいろいろな科目が行われますが、何を重視しているかは学校によって違います。また、例えば体操で全く同じ種目が出題されたとしても、評価の仕方まで同じとは限りません。それだけに、「このような子が合格する」と断言するのは極めて難しいのですが、それでも敢えて言うのであれば…


01

自分で考えて行動し、
自分の言葉で話せる子

教室にいらした親子を見ていると、
「(先生に)ご挨拶はしたの?」
「準備ができたら、先にトイレに行っておきなさい」
「ほら、電気をつけて、ドアを閉めて」
(ハンカチを差し出して)「これで手を拭いて」
「お勉強が始まるわよ、急ぎなさい」
「トイレの電気は消したの?」…
と、矢継ぎ早にお子様に指示していらっしゃる保護者が少なからず見受けられます。しかしながら、こんな風に先回りしていつも子どもを助けていたのでは、自分で考えて行動する子にはなりません。
また、子どもが誰かと会話しているとき、答えに困って黙ってしまったからといって、すぐに助け舟を出してしまうのも問題です。
先だってもこんなことがありました。

子ども「せんせい、どうぞ。お土産です」
「ありがとう。夏休みに旅行してきたんだね。どこへ行ったの?」
子ども「・・・」
母親「沖縄でしょ」
子ども「おきなわ」
「先生は甘い物が好きだから、全部ひとりで食べるね」
子ども「・・・」
「いいでしょ?」
子ども「・・・」
母親「みんなで食べてくださいでしょ」
子ども「みんなで食べてください」
「そうするね。でも、今度旅行するときは、お土産よりも、土産話をいっぱい聞けると嬉しいな」
子ども「ん?みやげばなし?」

さて、こんな風に、母親がすかさず模範解答を示していると、そのうちその子は自分で考えることをやめ、母親の言葉を待つようになります。母親の声が聞こえてこないと、母親を見て催促するようになります。知らず知らずのうちに習慣化して、面接でも質問をされるたびに保護者の顔を見るようになってしまうのです。
もし保護者が黙って見守っていれば、少し時間はかかるかもしれませんが、自分で考えてお話をしてくれたかもしれません。もしかしたら、
「一人で全部食べちゃうの、先生は食いしん坊だね」
「全部食べたら虫歯になるよ」
などなど、子どもらしいユニークな発言が出てきたかも。

ご存知のように、多くの小学校では入試に親子面接を行っています。(慶應義塾幼稚舎・慶應義塾横浜初等部など一部の学校を除く)。5~6歳児にとって、初めての場所で、初めて会った先生に話しかけられたことにきちんと答えることは、普段お喋りな子であっても容易ではありません。

今年も面接でこんな問答がありました。

■横浜雙葉小学校 面接官「あなたは何を作るのが好きですか?」
子ども「王冠です」(その子はティアラをイメージしている)
面接官「どうして王冠が好きなの?」
子ども「プリンセスが好きだからです」
面接官「どんなプリンセスが好きなの?」
子ども「アリエルです」
面接官「どうしてアリエルが好きなの?」
子ども「私も、アリエルのように海で泳げるようになりたいからです」

■湘南白百合学園小学校・精華小学校 面接官「お父さんはどんな食べ物が好きですか? わからなければお父さんに聞いていいですよ」
面接官「野菜を使ってお父さんに作ってもらいたい料理は何ですか?」

面接官「あなたの好きな食べ物は何ですか?」
子ども「ハンバーグです」
面接官「その中に何が入っているか知っていますか?」
子ども「おにく」
面接官「それってどうやって作るの?」

■聖心女子学院初等科 面接官「あなたがブランコに乗り始めたところで、お友達が代わってと言ったら、どうしますか?」
子ども「どうぞ、とかわってあげます」
面接官「なぜ、そう言ってあげるの?」
子ども「みんなでなかよくのるからです」
面接官「もっと乗りたくないの?」
子ども「はい」
面接官「その後あなたはどうするの?」
子ども「・・・」
付け焼刃の準備では、「お友達に代わってあげる」といった模範解答のような答えはできても、次々と聞かれることに保護者の助けを借りずに答えることは難しいもの。普段から、自分の考えを自分の言葉で話させるようにすることが大切です。そしてそのためには「保護者が辛抱強く待つこと」「沈黙に耐えること」も時には必要なのです。


02

最後まで話をよく聞く子

今年上梓した『ジャック 驚異の合格率の理由がここにあります!』の第五章「発問文を安易に省略しないこと」に、次のような一節があります。

最初は丁寧に始めた家庭学習も、続けていくうちに慣れが出てきます。たとえばペーパー。最初は問題集の文面通り、一字一句間違えないように問題を読み、1枚1枚丁寧に取り組んでいた母親も、だんだんと慣れてくるに従って面倒な部分を省略するようになります。また、子どものほうも、何度か同じような問題に取り組んだことがあるものだから、わざわざ発問を聞かなくてもペーパーを見ただけで内容を察知し、さっさと始めてしまったりします。結果、ペーパーを子どもの前に出して、「今日はこの5枚。やり方わかるよね。さあ、始めて」「うん」なんて会話だけで家庭学習が始まり、答え合わせをして全部正解していれば、そろって笑顔で終了。毎日しっかりと家庭学習をしているつもりでも、こんなことをしていたのでは、合格するための力を養うことはできません。せっかくやった家庭学習の成果を、模擬試験や入試で発揮することもできません。(中略)もしお子様が話を最後まで聞かないで早合点するようなら、原因は、間違った学習方法にあるのかもしれません。
家庭学習であっても、できるだけ実際の試験を想定した学習をすべきです。発問はもちろん、答え合わせの際も、正しい答えを選んでいるか否かだけでなく、選んだ答えにつける印や色の指定なども発問通りにしているかどうかをしっかりとチェックしていく。そうやって丁寧に取り組んでいくことが、合格への近道なのです。
(『ジャック 驚異の合格率の理由がここにあります!』より抜粋)

今年の入試でも、最後までしっかり聞かないと間違えそうな問題が、多くの学校で出題されました。

■森村学園初等部ペーパーをある程度やってきた子は、図1を見た途端、「しりとり」の問題だと思うかもしれません。しかし、実際の問題は、「食事をする時に使うものを★から☆までつなげましょう」でした。
“はし”“茶碗”“フォーク”“スプーン”はつなぎますが、“フライパン”や“おたま”は、料理を作るときに使う道具なので、つないではいけません。
また、図2の図形の問題も、絵だけを見ると一つだけ違う絵に○を付ける問題のようにも感じますが、発問文は「同じ形が二つずつあります。一つだけ違う形に○をつけましょう」でした。

図1
図1
図2
図2

03

毎日の遊びのなかで、
自然に運動能力を身に付けている子

体操のテストは、突然大きく変えるのではなく、毎年少しずつ変化させていく学校が増えています。
今年も、いくつかの学校で変化がありました。

■暁星小学校 昨年まで体操は二次テストで行っていましたが、今年は一次テストで行いました。そのため、昨年までは40名を1グループとして実施していたテストを、80名1グループで行うことになり、種目数と内容にも変化がありました。
例えば、ボールは昨年まで、『ボールを上にあげて手を叩いて取る』や『遠投』でしたが、今年は、『高さ約2.3mのバーを越えるように斜め上にボールを投げ上げ、ボールが上にある間に自分はバーをくぐって反対側へ行き、落ちてきたボールをキャッチする』というものでした。
この課題をクリアするには、いつも練習しているよりも少し強く少し前方にボールを投げ上げ、ボールから目を離すことなくバーをくぐり、落下地点を見極めて落ちてくるボールをキャッチするという動きが必要です。道具(ボール)の操作性や力の加減、視覚空間認知などの応用力が求められる課題と言えるでしょう。
一方、学校側はどのようにお子様を評価したのでしょうか。ここからは私の推理になりますが、先ほどの『ジャック 驚異の合格率の理由がここにあります!』の第一章「小学校入試に「運動テスト」があるのはなぜ」に、次のような一節があります。

小学校入試では約8割の学校で運動テストが実施されています。学校側の意図するところには、大きく分けて2つの方向性があるとみられます。(中略)学校によってはもう一つ、違う観点を加味しているケースもあります。取り組む姿勢です。たとえば、試験で「的当て」を実施するとします。与えられたチャンスは一人2回。1回目に外した子が2回目はどうするかといったことが、評価の対象になります。もちろん2回とも当てられればそれに越したことはありませんが、たとえ2回とも外したとしても、2回とも同じように投げて同じように外した子と、1回目よりも2回目の方が的に近づいた子や、1回目は右に2回目は左にはずした子では差が出ます。というのも、前者はただ投げているだけですが、後者は、どうしてはずれたのか、どうすれば当たるのかといったことを短時間の中でいろいろと考えて工夫しているからです。(中略)保護者面接で「どのようなお子様ですか?」と尋ねられ、「できなくても途中で投げ出すことなく、最後まで努力するがんばり屋です」などとみなさん答えます。しかし、学校側が、この言葉を鵜呑みにすることはありません。まずは黙って聞いておき、考査のなかで、やったことがなさそうなことや、少し難しいことを試してみて、子どもが取り組む様子を観察し、判断しているのです。
(『ジャック 驚異の合格率の理由がここにあります!』より抜粋)

今回の暁星小学校のテストは、二回の試技だったことから、この章で述べたように、「やったことがなさそうなことや、少し難しいことを試してみて」お子様の短時間での成長を見ていたのかもしれません。

さて、このように、体操や運動の試験にはさまざまな出題パターンがあり、すべてを想定して準備することは難しいものです。ユニークな課題にも即座に対応できるようにするには、公園などへ積極的に連れて行き、“遊び”の中で基本動作を身に付けさせることが大切です。
例えばジャングルジムで遊んでいるとき、子どもは自然に「握る」「登る」「下りる」という動きを繰り返しますが、それによって、登るときは筋肉を収縮させる、下りるときには筋肉を伸ばす、という筋肉の使い方を体が覚えます。また、全体が迷路のようになっていて三次元的な動きが出来るので、空間認知力も養われます。
鬼ごっこも同様です。自然に、「追う」「逃げる」「かわす」といった動きをするなかで、体の使い方が身に付き走る動作が鍛えられますし、ターンや動作の切り替えも上手になります。

普段している何気ないお手伝いも一役買います。
例えば、『“ほうき”と“ちりとり”を使って玄関掃除をする』をお子様の仕事にしてはどうでしょう。掃くという動作は、腕の力を加減しながら、ほうきを前後左右に動かしてゴミを一か所に集めるという動作であり、高度な操作性が求められます。また、片方の手でほうきを、もう片方の手でちりとりを持ち、集めたゴミをちりとりに移すという動作は、両手で違う動きをしながら、視覚空間認知も必要になる、かなり高度な動作です。
上手にお掃除ができるようになれば、ボールや玉などの道具の扱い方も巧みになり、目で目標を捉えてそこに向かって投げるための力の加減なども上手になるはずです。

先日、体操の授業で毎回苦戦しているお子様の保護者が、授業を参観した後で、
「うちの子は、家でも園でも外遊びをしたがらないので、手足の力が弱いんだと思います。これからは、週末、できるだけ主人と公園で遊ばせるようにします」とおっしゃいました。
「???」
もちろん、今まで外遊びがないに等しかったのですから、週末だけでも公園へ行って遊ぶようになれば、大きな進歩です。しかし、それでは差は埋まりません。最近流行の「睡眠負債」と同様に、「体力負債」があるのです。それを解消するには、毎日本気で体を動かすことが必要です。週末だけのダイエットでは、現状維持はできてもそれ以上は望めないのと同じです。
では、本気で体を動かすとはどういうことなのでしょうか。
毎日公園に行くことはできなくても、例えば、エレベーターを使わず階段を利用することはできます。階段を上るとお尻まわりと前ももが強くなり、下りるときはもも裏のハムストリングが使われますから、よい運動になります。また、一段飛ばしで上ると片足で引き上げる時間が長くなる分だけ負荷がかかり強化されますし、踏み出す際に踏み段を見てしっかり確認するので、目と足の協応動作も上手くできるようになります。
園バスや電車を待つ間にもできることはあります。例えば、片足立ち。足の力を鍛え、バランス感覚が養われます。
毎日まとまった時間を取ることは難しくても、こと運動に関する限り、日常生活の場面場面で、できることがたくさんあります。小さなことを積み重ねるなかで、体力が養われ、基本動作も身に付きます。
なお、ここで重要なのが、保護者も一緒にやることです。しかも楽しそうにやるのです。そうすることで、子どもは「楽しそうだな」と興味を持ちますし、それが、「やってみようかな」になり、「案外楽しいなぁ」になり、やがて何も言わなくても「楽しいからやる」子になっていくのです。


04

話を聞くだけにとどまらない
頭の回転の良さが必要?

昨年、東京女学館小学校で、「勝った時は右に跳ぶ、負けた時は左に跳ぶ、あいこの時はその場でジャンプをする」というお約束で、前にいる先生と何回かジャンケンをするという考査がありました。瞬時に勝ち負けを判断し、周りに惑わされることなく約束通りに行動するのは難しいものです。
今年はペーパーでも、新しい趣向の問題が見られました。

■横浜雙葉小学校  図3参照 真ん中のクマを見てください。今、クマは、右手に白旗、左手に黒旗を持って万歳をしています。「黒下げて、黒上げないで、白下げて」。さて、どのクマになっていますか?正しいものに丸を付けましょう。

■西武学園文理小学校 図4参照 絵の中の形は上のマスから下のマスへ降りてきます。同じ形が隣同士(縦横どちらでも)になるとくっついて消えるお約束です。図形が消えたマスには上のマスの図形がまた降りてきます。最後に残った形は下の四つのうちどれになりますか。正しいものに丸を付けましょう。

図3
図3
図4
図4

どちらも、落ち着いて取り組めば正解できるであろう問題ではありますが、出題が文字ではなく口頭でなされること、初めて聞く指示を正確に処理することが求められることを考えると、難易度はかなり高いと思われます。また、話を聞くことは大切ですが、聞いていれば必ずできるという問題でもありません。

ジャックでは、受験体操の授業にゲームを取り入れています。一見楽しいお遊びのように見えますが、そこには頭の回転を良くする要素が含まれています。
具体例を一つ上げましょう。勝ったら「果物」、負けたら「野菜」の名前を一つ、あいこの時は「果物」と「野菜」の名前を両方言うというお約束で、子ども同士ジャンケンをします。勝敗は、ジャンケンの結果ではなく、正しい物を先に言えるかどうか。すると子どもはジャンケンをした瞬間に、「相手はパー、私はチョキ。勝ったから果物。だからバナナ」と、頭脳をフル回転させ、「バナナ」と言葉にしてアウトプットすることになります。
このように、情報を高速で処理する負荷が、頭の回転を良くしていくのです。


05

欠かせない父親の日常的な協力

親子面接で、「お父様は、日頃、お子様とどのように接していますか?」と聞かれたら、「仕事が早く終わった日は、子どもと一緒にお風呂に入り、その日園でどんなことをして遊んだのか、あるいは、家でどんなことをして過ごしていたのかといったことを話しながら、子どもの成長を感じています」
と話そうと準備をしていたのに、先に子どもに、
「いつも誰とお風呂に入っているの?」
「お風呂ではどんな話をするの?」(カリタス小学校)
といった質問をされてしまい、しかも、子どもが父親の存在を感じるような発言をしなかったために、準備していた内容を話すことができなくなってしまって焦ったと、苦笑いしながら話してくれた父親がいました。
やはり、普段から子どもとの濃密な時間を過ごすことが何より大切です。


06

なぜか受験者が急増 
~先の先まで考えて…

今年はほとんどの学校で受験者が増えました。その理由についての分析はまだ不十分なので、ここでは、それによってどのようなことが起きたのかだけ触れておこうと思います。

■白百合学園小学校 例年、午前8時頃に集合。グループごとに約3時間の考査が行われ、終了したグループから解散していたため、一番早いグループは11時前後、遅いグループでも11時半には終わっていました。
ところが、今年は最初のグループでも12時半、最後のグループは13時過ぎになってようやく解散になりました。考査の内容は例年通りだったことから、受験者数の増加が起因していると思われます。
この結果、例年ならば無理なく間に合っていたはずの午後の試験に間に合わなくなってしまったお子様がいました。

■暁星小学校 03でも触れましたが、体操が一次試験で行われたため、初日の試験時間が大幅に延びました。その結果、午前は暁星、午後は別の学校の試験を受ける予定のお子様が、午後の試験に間に合わないという事態が起こりました。
また反対に、午前中に別の学校の試験を受けてから、一か八かで駆け付ける予定だったお子様のなかには、午前中の試験が長引いていたおかげで間に合い両校受験できたというケースもありました。

このように、スケジュールはその年によって変化します。例年通りなら可能でも、受験者数や考査内容によって間に合わない可能性も出てきますので、志望順位が高い学校の試験が午後に行われる場合には、午前中の試験を受けるか否か、より慎重に検討する必要があります。
一方、志望順位が高い学校が午前中に行われる場合には、事情が違ってきます。多少でも間に合う可能性のある学校には、願書を出しておくようお勧めします。

2018年度入試 主な学校の出願者数(カッコ内は昨年比)※ジャック調べ

  • 青山学院(男子):210名(105%)
  • 学習院(男子):306名(120%)
  • 学習院(女子):330名(106%)
  • 暁星:502名(105%)
  • 慶應義塾幼稚舎(男子):966名(105%)
  • 慶應横浜初等部:1360名(111%)
  • 白百合学園:295名(128%)
  • 聖心女子学院:452名(112%)
  • 洗足学園(男女):546名(123%)
  • 田園調布雙葉:328名(118%)
  • 桐蔭学園(1回):305名(122%)
  • 東京都市大学付属:468名(151%)
  • 桐光学園:193名(127%)
  • 雙葉:369名(108%)
  • 立教女学院:433名(114%)
  • 早稲田実業学校(男子):630名(116%)
  • 早稲田実業学校(女子):443名(117%)

07

最後に、小学校受験を終えた卒業生に、ひとこと。

来年の4月に小学校に入学するみなさん、みなさんは今、どんな気持ちでいますか?ワクワクしている人もいれば、ちょっと不安に思っている人もいるかもしれませんね。
さて、学校に入学するときの気持ちは大切ですが、卒業するときの気持ちはもっともっと大切です。6年後、「この学校に入学して本当に良かった」と思い、お父様やお母様に「この学校に行かせてくれてありがとう」と、感謝できる人になっていて欲しいと思います。そして、そのためには、君たち自身が、その学校でどんな毎日を過ごすかが大切です。
人は「過去に何があっても、今が幸せならば、あの時の悔しさがあるから今があると思える」のです。受験も同じです。今回の受験で君たちはずいぶん前進しました。たとえどんな結果であったとしても、努力をしたことには大きな価値があるのです。過去を今の色に染められるように、これからは入学した学校で努力を続け、今までと同じように、前を向き、進んで行くことを願っております。足踏みしても靴底は減るのだから…。