INTERVIEW

お母様
インタビュー

子どもが一番輝ける場所を
見つけてあげたい

合格校

  • 慶應義塾横浜初等部
  • 精華小学校
  • 洗足学園小学校
  • 目黒星美学園小学校
  • 立教小学校
桜新町教室教室長 橋本恵利子
お母様川田

目標に向かって一緒に励まし合う、
貴重なお友達の存在

小学校受験をすることは、新年長に進学するときに息子と話をしました。「ママは近くの小学校でもいいと思うけど、どうする?」と聞くと、本人がお姉ちゃんと同じ学校に行きたいと言いました。「自分で決めたのだったら一生懸命頑張りなさい」と言って、一緒に頑張ることを決めました。くじけそうになっても、「自分で決めたことでしょう、これで辞めちゃう?」と聞くと「いや、最後まで頑張る」と。“自分で決めたことに対する覚悟”を意識して持たせるようにしていました。
ジャックには姉もお世話になっていたこともあり、息子はキンダークラスから通っていました。まだおむつをしていた頃からのお友達がいるのですが、年齢が上がるにつれて関係も深まっていったように思います。息子は教室に少し早めに来てジャックのお友達と遊ぶのが何より楽しかったようです。絵を描いてきたら見せあってお互いに褒め合うなど、本当に良いお友達に恵まれていました。
次第にお友達と一緒に目標に向かって頑張る、ということができるようになって、授業でも「この子のゴリラの真似はすごいよね」とか「あの子はクマ歩きがすごく早くできるから、僕も練習しなくちゃ」など、お友達の良いところを息子自身が認められるようになっていきました。お友達と一緒に成長できるというのは家庭での学習では得られないもので、共に学び、共に協力しあうことをこの時期に経験できたことは大きいです。「小学校受験」という目標に向かってみんながそこを目指して努力するという環境に身を置けたことは、すごく貴重な経験となりました。

完璧を目指すのではなく、
今できることを一生懸命に

同じように日々のルーティーンをやっていると、だんだん新鮮味が薄れてきたり、なんとなく迷いが生じて中だるみをしたり、子どもを叱り過ぎてしまったりするものです。そういう時、自分をいさめる場として母親講座を活用しました。「あ、そうだった。今度はこうしてみよう」と今やっていることを顧みる、良い機会となりました。
そのほかにも、悩みがあると常に先生に相談させて頂きました。主人に相談すると愚痴になってしまうところを、先生に相談すると色々な経験の中からアドバイス頂けるので、話を聞いていただくだけでも前向きになりました。
息子は身体が硬く、屈伸や伸脚運動をする時、かかとを床につけたまましゃがめませんでした。なんとか柔らかくならないかとストレッチなど頑張っていましたが、思うように成果が上がらない。体操の先生に相談したところ、もうあっけらかんと「生まれつきそういう子もいますよ」とおっしゃってくださった。「あ、別にそれでいいんだ」と、気持ちを切り替えることができたんです。それからは、かかとを床につけられるようになることを目指すのではなく、かかとをあげたままでもバランスを保てるよう、息子が今できることを伸ばすよう練習をしました。
そんな風に、何か心配事や気になることがあるとすぐ先生に相談していました。少し話を聞いてもらうだけでも楽になるので、ありがたかったです。ペーパーの勉強でも、できなくて思うようにはかどらない時、先生のお話などを思い出し、目先を変えるように心掛けました。できない時は「そのうちできるようになる」と潔く諦めて、暫くしてからまたトライする、というような工夫です。できなくても「今はこんなものなんだな」と思うようにし、“今できることを頑張る”ことを大事にするようにしていました。

あらゆる経験、その一つひとつが
学びの糧に

できないことがある時は、「いずれできる」と思うようにはしていましたが、親心としてはなかなか歯がゆい思いをした時期もありました。
どうしたらできるようになるのかと色々考え、ある時、覚えられなかったものを壁に貼ってみたんです。そうすると常に視界に入っているので、次第に頭に入っていき、工作でも同じものを作らせても手際よく作れるようになりました。季節ごとに息子と一緒にその季節の物を探しに行き、写真に撮って春夏秋冬シートにそれぞれ貼ったり、「これなあに?」シートを作って覚えられなかったことを貼ったり、とにかく何でも貼りだすようにしました。壁一面が作品や写真などでいっぱいだったんです(笑)。「貼ってあるのを見てごらん」と確認させているうちに、次第に自ら進んで確認することが定着するようになりました。自分はこれだけの勉強をした、ということも一目で分かるので励みになったようです。
製作の練習では、動物園でキリンに手を舐められたことが思い出深かったようで、ずっとキリンを題材にしていたのですが、年長の夏に急に丹頂鶴を作るようになりました。年中の夏に旅行先で丹頂鶴を見たのですが、それを思い出したようです。しかし一年前のことで記憶が定かではない。それで、急遽夏休みの旅行先を変更し、丹頂鶴を見に行く為だけに北海道に行くことにしたんです。時期が良かったのか、餌を求めて飛んでくる野生の鶴の美しい姿を数多く目にすることができただけではなく、縄張り争いする光景などもしっかり観察することができました。急な変更でしたが、貴重な経験となりましたね。
息子もその時の体験がとても印象に残ったようで、慶應義塾横浜初等部の試験時に出題された指示製作の題材「カメラ」を立体的な鶴にして作成することができました。試験官の先生に、なぜ鶴なの?と聞かれ、夏の旅行の話をしただけでなく、大きくなったら冬に求愛ダンスも見に行きたいということも、先生にきちんと伝えることができたようです。

“伸びる力”、”継続する力”は
その子に合ったやり方で育む

家庭では朝を勉強の時間にしてその間だけ集中して取り組み、夕方は習いごとの合間を縫って子どもの好きなことをさせる時間にしていました。のんびりした子なので、普段は電車遊びをしたり、小学生の姉とよく“ごっこ遊び”をしたりしていました。姉が学校の先生役や先輩役をしたりして、足し算の問題集を作って弟にやらせたり、先生の真似をして丸をつけたりと、学校ごっごを通して、小学校とはこういうものだよ、と教えてくれていたようです。そんな中で、姉と同じ小学校へのあこがれが芽生えていったのでしょうね。
また、お手伝いでは、初めは簡単なカーテンの開け閉めなどからスタートし、できるようになったらその他のことも増やしていきました。何をするにも少し大雑把なところがあるので、何事も丁寧に取り組むよう朝はパジャマをたたんで、小さくてギリギリのサイズの巾着袋にきれいに入れる練習を毎日しました。何度もやり直しさせ、続けるうちに習慣化し徐々にできるようになっていきました。また、毎朝少し早めに家を出て幼稚園のバス停に向かうまでの道すがら、必ずケンケンや片足バランス等をさせ、運動も習慣化しました。たった5分、10分でも毎日続けることで足腰が強くなりました。未だにそこを通るとケンケンをするほど習慣化しています(笑)。簡単なことから始めて継続させ、少しずつ段階を踏んで、“できること”を増やしていく、ということを家庭の中でも意識していました。息子の性格を考えると、きっとそれが合っていたのだと思います。
マイペースで怒られてもすぐケロっとしているんですよね。あまりクヨクヨしないというか、ジャックでも、お友達ができて自分ができないことを悔しがらないんですよ。親としてはもっと悔しがって頑張ってほしいのに、「あの子はすごいねぇ」と、のほほんと言っているような様子でした。やはり性格なのでしょうね。それもあって、息子が自分でできることを精一杯やればいいや、と考えるようにしていました。

小学校受験があったから
得られたもの

小学校受験をきっかけに、夫とも子どもの教育方針について深く話し合うようになりました。家庭の教育方針は、この先もずっと指針となって今後の子育てにつながるものです。お互いの考えを照らし合わせて、こういう子に育ってほしいという将来像が明白になり、あとは、それに向かって頑張っていこう、と目指すことができました。こうした機会が無ければ、これほど真摯に話し合うこともなかったのではないかと思うので、親にとっても大変貴重な経験となりました。我が家の教育方針は、「心の教育」として、強い心、思いやりの心、感動する心、広い心、という4つの心を掲げています。それから、自分が愛されていることを実感して初めて他の人にもやさしくできると思うので、「愛情いっぱい」をモットーにしています。これからも、その4つの心をもって何事にも挑戦していってほしいですし、心優しい子に育ってほしいと願っています。
小学校受験は、親も何をするべきかを真剣に考えたり、子どもの自主性を尊重しながら最後までやり抜くように促したり、ということの連続です。そんな中、次第に結果ではなくチャレンジしたことに価値を置いて、前向きに子どもを応援するようになっていました。
また、ジャックの先生はよく「親子で一緒に楽しむ機会を増やして」とおっしゃっていたのですが、「あの雲、何に見える?ママはこう見えるよ?」といった子どもとの会話など、日常のちょっとしたことに一緒に楽しめるものを探す機会が増えました。これは、きっとジャックに来なければ気がつかなかったことだと思うんです。「このバッタはなんという名前だろう?」など分からないことを子どもと一緒になって調べたり、感動したり、本物に触れたり…。そういうことを親も一緒になって経験するというのは大変なこともありましたが、本当に楽しい時間でした。

どこに行ってもその子にとって
輝けるように

受験を終えるまで毎日とても忙しかったので、今は暇を持て余しているようですが、小学校が始まるまでは何もせずに退屈することも楽しむというか、自由にさせようと思っています。この先は幸いにも受験の機会が無いので、その分、好きなことや何か打ち込めるものを見つけて、それに一生懸命取り組んでほしいですね。
振り返ってみると、母親の私が勉強をみて厳しく叱る役で、パパは煮詰まった時など、じゃあちょっと走りにいこう、といって気分転換に外に連れ出してくれたり、電車博物館に連れて行ってくれたり、優しく受け止めてくれる役、という役割分担でした。ママは恐くて、パパは優しい、というのは少しずるいなあと思っていましたけど(笑) 。そんな夫と小学校受験に関しては「随所に主となる」ということをよく話していました。
禅仏教の言葉なのですが、どんな場所でもそれが自分に与えられた場所と自覚して、そこで輝けるように一生懸命生きよう、というような意味です。小学校受験の合否はご縁ですから、きっとその子に合った学校に合格すると思います。もしも親が望んだものと違う結果だったとしてもそれを受け入れ、子どもがその場所で安心して輝けるようにしてあげることが、親としての大切な役目ではないでしょうか。
そのためにも、「ここじゃなきゃ絶対ダメ」と思い込まず、いろいろな学校に見学に行き、子どもがそれぞれの学校に好きなところを見つけて、「この学校はこれが楽しかったから、またここに行きたい」と思えるような体験をさせて受験に臨むのがよいのではないかと思います。大変だとは思いますが、どの学校にも足を運び、子どもが心からいいなあと思えるところを受験するのがいいと思いますね。

教室長からのメッセージ

桜新町教室教室長 橋本恵利子

お子様はいつも笑顔で、失敗しても前向き。太陽のように可愛らしいお子様です。キンダークラスの時はあまり積極的な様子は見られませんでしたが、小学校受験の年長クラスでの、自分の作りたいものに熱中する姿勢というのは、キンダークラスの頃からは想像がつかないほどで、精神面での成長が大きいのだと感じました。きっとご家庭での多くの経験が、お子様の自立する心を大きく育まれたのでしょう。体操クラスでも、かかとがつかなくてもバランスを保つように頑張っていた姿はすばらしかったです。この環境の中で今はこれを頑張ればいいんだという「随所に主となる」の精神がその頃から生かされていたのでしょうね。お子様の持つ穏やかさや人に対する思いやりは本当に良いところで素敵です。これをずっと大切に、このまま伸ばしていってほしいです。