JAC幼児教育研究所

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 第2回 昭和女子大学附属 昭和小学校

(取材:2007年12月)

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―御校では、初等教育を「人としての基礎づくり」として「基礎・基本」の重要性を説いています。どのような資質の基礎づくりを目ざしているのか、お聞かせください。

これからの時代、環境問題にしても国際関係にしても変化はいま以上に激しくなると考えられます。そのような状況下では、知的にも精神的にも肉体的にもたくましさが必要になってくると思いますので、子どもたちの「からだ」「こころ」「知恵」のすべてがたくましくあるべきです。そのたくましさの基礎を初等部の6年間で作っていかなければなりません。


―「からだ」「こころ」「知恵」をたくましく育む特徴的なカリキュラムは、どのようなものでしょうか。

学習面で基礎・基本をしっかりと築いていくためには、「学ぶことは楽しい」と子ども自身が感じることが重要です。そのため、生活に密着した身近な素材を使って、楽しみながら理解を深めるカリキュラムを採り入れています。具体的には、算数の時間に音の速さを実際に測って計算上の数値を実測と比べる。理科の授業ではヤマメを卵から育てて成長したものを放流する――など、すべての教科で楽しく学べる工夫をしています。

また、たくましさを育てる上では、宿泊行事も大きな柱となっています。当校では卒業までに25泊の宿泊を行います。その際、異なる学年の子どもたちがペアを組み、高学年の子が下の子の世話をします。異なる年齢の子どもたちが生活をともにすることで、思いやりや協調性が自ずと生まれ、兄弟・姉妹のいない子どもの親御さんにも支持されています。宿泊中は、ミカン狩り、茶摘み、昆虫採集など自然の中で身体を動かし、たくましさを養うとともに集団生活の基本を身につけていきます。

―総合学習も御校の教育の大きな特徴であると伺っています

公立校でも「総合的な学習の時間」を設けていますが、当校の総合学習はそれとは異なるものです。総合学習とは、1年間の学習の集大成であり、さまざまな調査研究を通して内容をまとめ、人見記念講堂で発表するというものです。

この取り組みは、4月から始まり、児童一人ひとりが学年テーマに沿って研究し、夏休み明けに各児童がクラス内で発表します。その発表に基づいて部門別にいくつかのグループをつくり、秋の昭和祭でクラスごとに中間発表を行います。さらに研究を深めて、全児童と保護者の前で発表するのが2月ですから、1年間で学んだすべての教科の成果を大きな舞台で披露することになります。総合学習は設立の翌年(1954年)から継続して行われていますが、この学習法は児童の自主性を育てるとともに、応用力、創造力、コミュニケーション力の養成に非常に役立っていると思います。

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